Glitchとは
Glitchの意味
Glitchは日本語の同義語が存在しないため説明が難しいのですが、RTAにおいては”ゲーム内のバグ”という意味として捉えることが多いです。
WikipediaだとGlitchは日本語の”裏技”のページへリンクされていますが、Glitchはゲームの裏技よりはもっと広義な言い回しで、簡単なバグからプログラムのミスを突いてエンディングを呼んだりするようなものまで全てGlitchとして扱われます。
Glitchの定義
Glitchの定義は英語圏でも割と曖昧ではっきりしていないようですが、例えばゲームがまともに起動しないレベルの深刻な不具合に対してGlitchと使うことはあまりないようです。
A glitch, which is slight and often temporary, differs from a more serious software bug which is a genuine functionality-breaking problem. Alex Pieschel, writing for Arcade Review, said: ““bug” is often cast as the weightier and more blameworthy pejorative, while “glitch” suggests something more mysterious and unknowable inflicted by surprise inputs or stuff outside the realm of code.
※Wikipedia(https://en.wikipedia.org/wiki/Glitch)より引用
上記の英文はWikipediaのGlitchの欄から引用してきたものです。
英語が難しくて訳しづらいのですが意訳すると、バグはより深刻でマイナス面しかないようなプレイヤーにとって害にしかならない不具合に使われるのに対し、Glitchはそれがあることで逆に面白くなるような不具合に対して使われると書いてあります。
これは全体としてではなくとあるアーケードゲーマーの意見なのですが、英語圏では概ねその通りの使われ方をしていると思います。
RTAでのGlitchの使われ方
RTAにおいては、ゲームの不具合を用いたようなテクニックの名前に「xxx glitch」というような名前が付くことがあります。日本でも新しいバグが見つかったら「○○バグ」というような言われ方をしますが、それと似たような使い方ですね。
また、バグを使ってないカテゴリに対して”Glitchless”と名付けられることがありますが、これはかなり幅広く使われている表現です。
Glitchlessは”バグなし”という意味です。よく使われるので覚えておきましょう。
bugについて
日本語ではゲームのバグと言い、英語でもバグは”bug”と言いますが、そもそも英語圏ではゲームのバグをbugと言うことがほとんどなく、bugは虫という意味で使われることがほとんどです。