AGDQ
AGDQとは
AGDQとは、「Awesome Games Done Quick」の頭文字を取ったもので、海外のタイムアタック(TA)系では最大のコミュニティである「Speed Demos Archive(SDA)」が主体となって年始に毎年行っているオフラインのチャリティーRTAイベントです。
世界中からRTAプレイヤーが一同に介し、交代交代でプレイヤーごとにそれぞれのプレイできるRTAを披露していきます。
多くのプレイヤーが集まるからか、会場には人をたくさん収容することのできるホテルを使用しています。
チャリティー配信となっているだけあり、RTAを披露すると同時に寄付金も募っています。
寄付金はガンを防止するために活動している非営利団体である「Prevent Cancer Foundation」に寄付されます。
なお、SDAが企画しているRTA配信イベントではSGDQ(Summer Games Done Quick)が他にありますが、こちらはSummerと付く通り夏に行われているイベントでAGDQとは別のものです。
特徴
AGDQの特徴としては、何と言ってもその規模の大きさでしょう。
年始が一番プレイヤーが集まりやすいからか、現在行われているRTA配信イベントの中ではこのAGDQが世界最大規模のものとなっています。
多くのプレイヤーを集めることと配信時間が限られていることから、長時間のRTAとなるタイトルは採用されないことが多い印象を受けます。
なお、2015年からはAGDQに日本人が参加していることもあります。日本人の活躍を視聴できるというのもAGDQの魅力でしょう。
Webサイト
配信場所
https://www.twitch.tv/gamesdonequick
配信はTwitch上で行われています。
録画
録画はYouTubeにタイトルごとに分けられアップされています。
AGDQの録画はTwitchで誰でも視聴できる以上色々な方がそれぞれアップしていますが、AGDQの公式のYouTubeアカウントとしては上記のリンクのものとなります。
ディスカッション
コメント一覧
“About 10 to 15 percent of the final donation haul from each GDQ event ends up going to the GDQ organization to help pay for the venue, Internet and power, prizes, stream hardware, transportation, and some full- and part-time staffers on site. ”
とあるように寄付金が「全額」寄付されるわけではない。
参考: https://arstechnica.com/gaming/2018/01/how-to-play-and-broadcast-video-games-non-stop-for-a-week-straight/
記事の内容を見てWebサイト内の該当部分を修正しました。
ただ、現在事実上GDQを取り仕切っているCool Matty氏が去年の2017年にSDAのフォーラム上で述べていますが、寄付金を使っていると思われる部分は「Amount of budget paid by PCF: $208,240. Note that PCF budget does not cover everything above, but focuses on staff and conference space. We do not put charity money towards things like the arcade or our equipment.」の箇所ですね。
寄付金からイベント代に回したというより、寄付先からお金を出してもらっているという言い方が正しいです。
SDFフォーラム:
https://forum.speeddemosarchive.com/post/agdq_2017_feedback_thread.html
寄付先からイベントのお金を出してもらっているなら結局寄付金を使っていることと同一なことのように思えますが、一応お金の流れ的には違うことはお伝えしておきます。
もちろん、2018年から寄付額の額に応じて10~15%ほどをイベントにかかる経費として使うよう変更したかもしれないのですが、検索しても全く情報が出てきませんし記事内に寄付金の10~15%をイベントの経費に使っていると断定して書くことは避けさせてください。申し訳ありません。
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